

昨年末、県内の某有名料理店より開発の依頼を受けました。商品名は「荒炊き醤油」。
魚のアラなどを甘辛く煮込む料理の煮込み用の醤油を作って欲しいとの依頼でした。
弊社では2年前に自社商品用として『荒炊き醤油』(人気調味料セット)を開発していましたが、今回は料理店使用する業務用ということで新たに開発する必要が出てきました。
まずは依頼先の社長様にご挨拶。営業と二人でお店に伺います。
社長様登場。
・・・・・・・私しばしフリーズ。
鋭い眼光。豊な髭の彫りの深い顔。
職人オーラ出まくりです。堅気離れした雰囲気すら漂っています。
正直怖かったのですが、いざ話し始めると穏やかな口調で冗談も鋭い面白い人でした。

料理に出す魚は社長自ら市場に出向いて仕入れてくるそうです。すごい行動力。
お手本にと現在店で出している荒炊きも試食させていただきました。
たいへん美味しいのですが、同時にハードルの高さも感じました。
こうして業務用荒炊き醤油の試作の日々が始まりました。
試作品を作っては、近くのスーパーで買ってきた魚のアラを炊き込みます。
試食は基本的に営業の人と私の二人で行います。
時々工場のオバ様方にも味を見ていただくのですが・・・・
「辛いよ。」「甘いよ。」「とろみが足りない」「いや多すぎ」「鯛よりカンパチの方が・・・」しまいには「焼酎がほしいねぇ」
・・・・仕事中です。
とは言え目指すのはお店の味ですので、やはり依頼先の感想を一番重視して進めています。
現在もこの試作は続いています。なかなかOKを頂けませんが、めげずに挑戦しております。結果が出ましたらまたご報告させて頂きます。
次回は「卵かけごはんにかける醤油」の開発裏話を用意しておきます。
なぜかワクチン研究所や喧嘩上等の中学生が絡んでくる、波乱に満ちた開発裏話です。


