木桶到着
真新しい青竹で箍を締められた全部で桶5本。
とうとう小島にやってきた。
「ひやあああ・・。ええっらい太か。入っどか??」
「えええらいなこつ。こらあ大ごつ!!洗いは大変ですよ。ひええええ」
(内心、悲鳴と愚痴とが交錯しながらも、丹念に桶を洗い、木桶を蘇らせるベテランレディ!!)
悲鳴にも似た工房チームの声なき声が聞こえる。
「ああた。社長に殺さるるばい。でけんでけん。木桶でしょうゆなんて出来まっせん・・・。私が引退してからにしてはいよ・・・」
などなど・・・。
「いやああ・・・。かっこいいなあ・・・」
「いやあ生きてるって感じがしますね・・・」
としゃあしゃあと話を進める。
木桶を前にして、武者震い・・・。さすがに江戸からの古き時代を生き抜けてきた生命力に満ち溢れている。
ある方に桶の話をしたら、早速、木桶でしょうゆを仕込んでほしいとのこと・・。
できれば、しょうゆ麹も天然、野生の菌を使ってほしい・・。
そんな難題をいただいた。
工場からの悲鳴も同時にいただいた・・。さてさて・・・。
これから木桶仕込みの手作り醤油。その可能性を探っていくことになる。きっとこの取組を発信していけば、いろいろな人たちが協力してくれるに違いない。
木桶の持つエネルギー。そいつにすっかりその気にさせられた自分がいる。
展示用と考えていたのだが、松延さんにタガを締められ、すっかり戦闘モードだ!!
新たなチャレンジのスタートである。
(黙々と木桶と格闘しながら洗いを続ける工房のレディたち)
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