2009/6/19 金曜日

ショップ屋根改修工事

Filed under: 醤油蔵リノベーション — admin @ 19:36:36

img_0340.JPG

大型のクレーン車が乗り入れた。普段は静かな本社前の駐車場が今日は物騒だ!!

ごおおおお・・・。黒煙を上げながらウィンチが伸びる。

浜屋の奥、裏側に当たる売店と主屋との境目からの雨漏りに長年泣かされてきた。売店のリニューアルは終わったものの、肝心の雨漏り対策が後手に回っていた。

「えええ??もう、また回収??」

つい先だってようやく売店(ショップ)が完成したばかりなのに??とほほ・・・。

売店と住宅の取り合いがうまくいっておらず、そこから雨漏りが・・。前回記載した屋根での1コマを覚えておられるだろうか?

それが現実となった。

一旦、瓦をはずして、野地板をやり直す。痛みが激しく、熊本の雨には耐えられずに毎年悲鳴が上がっていた場所だ。

とうとうメスを入れることになった。

img_0347.JPG

これは瓦を取り外された状態。野地板も修理して、完全に境目からの雨漏りをシャットアウトさせる。雨樋も同時にやり直し、雨の流れを変える。

「今度こそ防げる。」

雨漏りを直すのにクレーン車を使わないといけないなんて、まじ、ありえねええ・・・。

2009/6/16 火曜日

木桶到着

Filed under: 会社の行事, 醤油蔵リノベーション — admin @ 20:12:01

dsc07035.JPG

真新しい青竹で箍を締められた全部で桶5本。

とうとう小島にやってきた。

「ひやあああ・・。ええっらい太か。入っどか??」

「えええらいなこつ。こらあ大ごつ!!洗いは大変ですよ。ひええええ」

dsc07045.JPG

(内心、悲鳴と愚痴とが交錯しながらも、丹念に桶を洗い、木桶を蘇らせるベテランレディ!!)

悲鳴にも似た工房チームの声なき声が聞こえる。

「ああた。社長に殺さるるばい。でけんでけん。木桶でしょうゆなんて出来まっせん・・・。私が引退してからにしてはいよ・・・」

などなど・・・。

「いやああ・・・。かっこいいなあ・・・」

「いやあ生きてるって感じがしますね・・・」

としゃあしゃあと話を進める。

木桶を前にして、武者震い・・・。さすがに江戸からの古き時代を生き抜けてきた生命力に満ち溢れている。

ある方に桶の話をしたら、早速、木桶でしょうゆを仕込んでほしいとのこと・・。

できれば、しょうゆ麹も天然、野生の菌を使ってほしい・・。

そんな難題をいただいた。

工場からの悲鳴も同時にいただいた・・。さてさて・・・。

これから木桶仕込みの手作り醤油。その可能性を探っていくことになる。きっとこの取組を発信していけば、いろいろな人たちが協力してくれるに違いない。

木桶の持つエネルギー。そいつにすっかりその気にさせられた自分がいる。

展示用と考えていたのだが、松延さんにタガを締められ、すっかり戦闘モードだ!!

新たなチャレンジのスタートである。

dsc07046.JPG

(黙々と木桶と格闘しながら洗いを続ける工房のレディたち)

2009/6/4 木曜日

風が吹けば桶屋が儲かる?

dsc06831.JPG

四国から、とうとう木桶がやってきた。

八女の松延工芸さんにお願いして、箍(たが)を締めなおしてもらおう。

「結構、状態はよかですよ。これなら十分使えますでしょ。」 とご主人の松延さん。

「楽しみです。これで木桶仕込みの醤油が実現できそうです。」

「10トン車で届いたときは正直、戸惑いましたばい。どげんしようかって。どげんして降ろせるか・・・夜も眠れんでした。そっで隣の製茶屋さんからリフトば貸してもらいました。それでもパレットが敷いてないもんで、どげんしたもんかと・・・。」

ちょっとした手違いで、トラブルが起こり、桶を下ろす段取りがうまくいっていなかったのだ。急遽、駆けつけて、なんとか無事に対処できた。

ほっとした・・。

いったいどうやって箍を締めるのだろう。今では九州には、もう大きな桶を修理できる職人さんは、松延さん親子だけと聞く。

「不況の影響はどうですか?」 たずねてみた。

「おかげさんで、注文も絶えずに頂いています。息子と2人でてんてこ舞いですばい。もうどこも出来んけんですなあ」

不況の風が吹けば桶屋が儲かる!! すっごいなああ。

帰りの道中。専務と椛君と、玉名のPAに立ち寄る。

こんな売り場が出来ていたが・・・弊社の課題も多そうだ。

次回、訪問するときは、更にいい売り場になっていることを営業には期待しよう。

はてさて・・・。

改修した桶を、どうやって持って帰ろうか・・・・。こちらの課題も多そうだ・・。

dsc06835.JPG

2009/5/29 金曜日

TKUぴゅあぴゅあさんの取材を受けました。

Filed under: 会社の行事, 醤油蔵リノベーション — admin @ 22:30:50

r0017594.JPG

妻がだしたプレスリリースをご覧になり、TKUさんが取材に来ていただきました。そのときの1コマをお伝えします。

(遠くから撮影しましたので、ちょっと臨場感に乏しいですが・・ご勘弁を。)

後ろから、我が恐妻が首を横に振り、NGを出す。結婚10年が過ぎ、熊本恐妻会(別名:肥後の猛婦)の新入会員だ。まあ狂妻会でなくてよかったが。

「しゃべりがだらだら長すぎて、欲しいコメントが出ていなあい!!覇気が感じられず、暗あああい・・。」

とピシャリ。

「・あ・・・・・」

「コンペの話などどうでもいいから、カレーに醤油をかけるかソースをかけるか、盛り上がったことを伝えなきゃ、だめじゃない・・。せっかく卵かけごはんにかける醤油の第2弾として、取り上げて頂けるんだから・・・・。」

「・・・・ん・・・」

「どうして?国の登録有形文化財の指定を受けたことを一番に言わないの?だめじゃない・・・」

「・・・・・・う・・・・」

「何か昭和の枯れススキ みたいな感じで、しゃべりに切れも勢いも感じなあい・・。これでは仕事を出せませえええんん。」

「・・・・・くく・・・・・・・」

「個人名とか出してもぜんぜん使えないでしょ・・。ディレクターが使える、使いたくなるようなコメントがぜんぜん出ていない!!」

「・・・・・・・・と・・・・・ほ・・・・・ほ・・・・」

とグサリ!!グサリ!!ピシャっ!!

「ディレクターさん、これじゃああ今日は編集で1日潰れるねええ。もっと20秒のコメントで、ズバリ。ディレクターさんが欲しいコメント言って欲しかったなあ・・・。話が長すぎて、切れそうで切れないし・・・オイシイところのコメントはないし・・・。今回の編集は大変でしょ・・・。わははは」

これは収録後の恐妻のコメントである。テレビ局の出身で、ありがたくもあるが、ともかく取材にはうるさい。

たしかに自分としても納得のいく語りではなかった。

不完全燃焼のうちに取材を終えた。

放送は6月4日午後5時台らしい・・・。楽しみでもあるが不安でもある。

2009/5/26 火曜日

屋根組みは、かく語りき。

Filed under: 醤油蔵リノベーション — admin @ 14:41:32

200905251804000.jpg

補修工事を請け負ってくれているクリーンスペースさんにお願いして、隈事務所の藤原君と秋山君を連れて、屋根に登った。

先日の豪雨で雨漏りがひどかった。

原因をこの目で確かめたかったからだ。

「こっちから見てみらんですか!!普通は雨を外に建物の外に逃がしてやるようにしてあるのですが、ここは、全部の雨がここに集中してしまうんですよ。この部分なんか、すべての雨がここに集中して流れてきます。大洪水状態になり、限界を超えて雨樋からあふれて、掃け切れずに雨漏りしてくるんですよ。」

満田社長が説明を加える。

「なんでこんなことしてあるんですか?」

「まあ・・・。日本の屋根は通常谷間をまとめます。棟と棟をぶつけてつなげるんですね。なるべく谷を避けるわけです。ところが、ハマダしょうゆは、棟をつなげてない。  ほら、いたるところで、妻面が谷に垂直にぶつかっているでしょ・・・。普通の日本建築ではあり得い!!」

藤原君がにこやかに説明してくれた。

「文化的な価値は大したことないけど、こんな屋根。すごい希少価値ですよ。日本には、いや世界中探してもここしかない屋根のつくりですよ。わはははあ!!」

笑いながら藤原君が続ける。

「・・・・・」

なぜか憎めない。

「いやあ、見てて実に飽きない。一気呵成に継ぎ足していったスピード感と世代を超えた勢いを感じる屋根です。」

「・・・・・??」

多少、文化的にフォローしてくれたが・・・どうも釈然としない。

「一言で言うと、どうなるわけですか?」

と迫った。

妻と谷との危険な出会い!   大胆に露骨に妻面が見えている・・・。そんな光景です。濱田さんらしいですよ・・わははあ」

と、更に、藤原君。

「む!!・・・・・・・・。 冗談じゃないっしょ。こっちの身にもなってよ。この雨漏りが大変なんですから・・・」

私は解決策を要求した。

「通常は、増築するときは、屋根を剥がして、となりの棟とつなげて・・・一旦、前の作業は止めて、となりの蔵での作業は一旦とめて増築していくものです。しかし、おそらく当時は勢いが有り、そんな作業を止めている場合じゃなかった。 ノンストップで、前のめりでやっていったんでしょう。 いやあ・・・、事業拡大の勢いを垣間見ます。作業を止められなかったんでしょうね・・・。」

「ほう。」

「でも・・・きっと当時の大工は、必ず雨の問題が将来出てくる。そんな忠告はしたはずでしょう。天国から「大工の責任じゃねええ。俺は言ったはずだ」って言ってますよ。  そう・・・  わははああ」

屋根組みから、当時の状況を推測する。更に天国の大工の代弁まで・・。 現場のプロ藤原君らしい・・・。

勢いがあり、屋根を繋いでいる暇なんて無かったのかもしれない・・・。おそらく当時の施主も雨の問題は後々・・・。そう考えても仕方なかったのだろう。

そう思うと、怒りも無くなった。

後々の問題が、今、たまたま、私に降りかかって来たのだ。そんな数奇な運命を受け入れよう。

なんとなく、ふっきれた。

屋根組み1つから、当時のハマダの勢い。  世代を超えた前のめり感。

棟を揃えず、山のように屋根が繋がっている。

この前のめり感こそ、”濱田家の伝統”

そう言い切った隈事務所の藤原君と秋山君。

見事に私の性質を見抜かれた。

あっぱれである。

「まあ改修費用は概算で200万くらいと考えておいてください・・」

「・・・・・・・・」

さらりと秋山君が告げ足した。

瞬間、足元の瓦が「じじっ」と音を立ててズレた。

img_0518.JPG

(今回のブログ内容とは関係ありませんが、隈さんと、浜田醤油プロジェクト担当の藤原君、秋山君の貴重な3ショットです。後ろに見える大きな木は、シンボルツリーの醤油クスノキ。醤油を飲んでこんなにでっかく成長しました・・・。)

dsc04870.JPG

(これもおまけです。右、原研哉さんに濱田醤油プロジェクトの建築進捗状況を語る藤原君。後ろは秋山君。)

2009/5/21 木曜日

artisan coffee イケ面 Barista 矢部 亘さん

dsc06812.JPG農園や品種にこだわった「スペシャリティコーヒー」と呼ばれる高品質コーヒーをバリスタの技で味わう。

バリスタとは、コーヒーマイスターのこと。イケ面の矢部亘さんがそうだ。

東京のデロンギカフェやマキネスティなどの超有名カフェで7年バリスタとして勤務。現在は、出前カフェ、カフェコンサルティングやバリスタトレーニング業を中心に、幅広く活躍中。

たまたま、矢部絹子さんと私が交流があったことがきっかけで、醤油蔵で出前カフェのデモンストレーションが適った。

矢部絹子さんは、私の世代では知らない人はいない。そう、TKUの看板アナウンサーだった。夕食時になると必ずニュースに登場。お茶の間には、ブラウン管を通じて、いつも矢部絹子さんの声と顔があった。

亘(わたる)さんは絹子さんの次男。なかなかのイケ面である。

dsc06807.JPG

弊社の女子は、イケ面のたてるラテアートに悲鳴!!仕事も忘れ、しばし興奮気味でした。はい。

芳ばしい香り。口の中で広がる酸味と甘さ。そして、楽しく、美しく、美味しいラテアート

エスプレッソとミルクが、プロのバリスタ(コーヒーマイスター)の手によって、すばらしく運命的なマリアージュを果たした瞬間。

醤油スウィーツの「ひしお餅」とのツーショット。餡とミルクは結構イケたコラボだった。美味い。美味い。

dsc06818.JPG

フレンチプレスのコーヒーを、熊本の水とボルビックで飲み較べ。熊本の水がまろやかなような・・・・。軟水だからでしょうか・・。

それに、抹茶カプチーノ。下田茶園の無農薬栽培の茶葉らしい。かなりいける。

とても楽しいひとときでした。

「出前もいいけど、常設でどうでしょう?集客力もアップしますし、何よりも醤油蔵を訪れた人たちが以外な驚きと感動を持って帰られるのでは・・・」

隈さんとの竹(グアドゥア)を使った醤油蔵のリノベーション・プロジェクトは、売店の完成、和菓子の開発、バリスタとのコラボ!!と、益々楽しみが増えてきました。

ちなみに矢部さんのラテアートの動画はこちらから。

2009/5/10 日曜日

蔵開き。新聞各紙で取り上げて頂きました。

本当にありがとうございました。感謝いたします。

熊本日日新聞5月3日(日)朝刊

dsc06797.JPG

朝日新聞 5月3日(日)朝刊

dsc06794.JPG

西日本新聞 5月9日(土)朝刊

dsc06793.JPG

2009/5/9 土曜日

蔵開き。大盛況でした。ありがとうございました。

Filed under: 会社の行事, 醤油蔵リノベーション — admin @ 2:29:29

dsc06724.JPG天気にも恵まれ、地元新聞社さまにも記事にしていただいたこともあり、おかげさまで、大盛況でした。

dsc06726.JPG初日。緊張した空気が朝流れていました。果たしてお客様は来て下さるのか・・・。そんな不安がたくさんたくさんありました。

dsc06674.JPG花の渡辺君がとても素敵なフラワーアレンジをしてくれて、まさに花を添えてくれました。普段は味気ない素朴な空間が一気に華やかになりました。

社員のみんなのボルテージも2日目には最大限に!!

品切れが続出しました。

午前中には、準備していた「ひしお餅」が早々に無くなり、ご迷惑をおかけしました。

午後には、ゆず味噌、贅沢もろみが完売。さらに、味噌のてんこ盛りも完売。そして、生醤油の量り売りまで完売。

本当にありがとうございました。

ふたを開けてみると、1000名弱のお客様にご来場していただいたことになりました。

これからがスタートです。社員一同。しっかりと手綱を締めなおして、次回の開催に備えてまいります。

売店は常設ですので、ぜひ一度ご覧下さい。

次回開催は、夏の夜の蔵開き・・・。と参りましょう。

dsc06735.JPG

2009/4/24 金曜日

醤油蔵開き・・・迫る。

Filed under: 会社の行事, 醤油蔵リノベーション — admin @ 19:46:59

建築家「隈研吾」氏監修

醤油蔵開き

 

G・Wに国の登録有形文化財をご案内いたします

 

おととし、NHK「プロフェッショナル」で取り上げられ、話題をさらった、建築家隈研吾氏プロデュース 浜田醤油からのご案内です。

 

熊本市小島町、有明海に面し、ふたつの川の中州にあって、江戸・明治を通じて、物資の集積地として栄えた町。ここに浜田醤油は文政元年(1818年)穀物商として創業しました。以来200年の歳月を皆様と共に歩んでおります。

浜田の蔵は、江戸~明治に建てられており、九つの塔が昨年、国の登録有形文化財の指定を受けました。そこに変えないために、変わり続けるため、東京ミッドタウン内サントリー美術館や朝日放送新社屋など世界各地の建築で有名な建築家隈研吾氏の監修により南米の竹グアドゥアを使用して歴史ある蔵を改装いたしました。

タイムスリップしたような町小島の醤油蔵を各媒体で是非ご紹介くださいませ。

 

と き:5月2日(土)

3日(日)

9301700

 

場 所:熊本市小島6丁目9-1

         浜田醤油本社

 

                   連絡先 :096-329-7111

 

hamada1-1.jpg

日本で初めて(?)醤油屋が本格和菓子を

作りました!

 

 

 

餅生地は、近江産二重米。

中の小豆餡は、北海道産の小豆を

豆から炊いて、浜田秘伝の醤油と合う塩梅

にしております。

保存料を使用しない自信作です。

 


 

 

浜田醤油には、9つの国の登録有形文化財があります。

江戸時代に建てられた蔵の中には、九州に1台しか

残っていないボイラーなど、産業遺産もあり、

歴史的価値ある蔵をご見学ください。

 

 

 

醤油も実は、ワインと同じで空気と触れただけで

劣化してしまう繊細な調味料です。

私共は、出来たて搾りたての醤油が最もおいしい

と考えております。

醤油蔵でしか味わえない出来たての醤油をご試食

できます。

 

dsc06501-1.JPG

 

dsc06504-1.JPG



2009/4/17 金曜日

暖簾

Filed under: 会社の行事, 醤油蔵リノベーション — admin @ 20:29:35

 dsc06501.JPG

春空の心地よい季節。 暖簾がかかった。

六角形の亀甲に、はまだの「は」

従来の商標から、〇と六角形の内枠を取り除いて、シンプルで力強いものにした。

商標デザインは原研哉さん。原さんが展覧会ディレクターを務めるTOKYO FIBER’09 Senseware展(人工繊維展)が、22日から27日までイタリア、ミラノトリエンナーレ美術館にて開催される。

あれこれ色も悩んだが、最後は、やはり、白と黒のバリエーションにした。

暖簾がかかると、やはり引き締まる。しつらえも少しづつ整ってきた。サプライズは、隈研吾デザイン監修の南米コロンビア産の竹「グアドゥア」を使ったテーブルを制作中!!

担当の秋山君が張り付いて制作指揮を執る。 広場をイメージして、完成を予感させるものに・・・・。との配慮だ。

dsc06508.JPG

陳列する商品を選定して、POPやプライスカードを置き、そして、そして・・・秘密兵器の醤油スウィーツがお目見えする。

商品名は、ひしお餅!

ご期待ください。

dsc06510.JPG

売店に並んだ備品の数々。

dsc06512.JPG

エントランスの設え。

次のページ »