2008/5/16 金曜日

伊東順二先生とメモリードグループの吉田CEOの2ショット

Filed under: 醤油蔵リノベーション, 気になる人と話題 — admin @ 20:07:17

dsc04514.JPGこの写真は北京での1コマ。建築家隈研吾展が北京で開催されたときの展覧会での写真。向かって右が吉田社長、左が伊東順二先生。隈さんつながりだ!!

「ニューヨーク醤油を作ろう。」伊東先生。先生は女優「小川知子」さんのご主人。元長崎県立美術館館長。長崎美術館も隈さんの代表作品

「香典返しの醤油セットを作れ。」吉田社長。 社長はメモリードグループのCEO

隈さんの展覧会だといいうのに、中国でも醤油は熱い、実にありがたい。特段、浜田醤油でなくてもかまわないのだろうが、そこは日本人。醤油という「ことば」には相応の想いが募るのでしょう・・・。きっと。

そんな北京でお会いできた、吉田社長が、熊本の醤油蔵を見に来られた。フットワークの軽さに、成功された裏づけがある。

吉田社長。冠婚葬祭ビジネスを、長崎を基点に全国に展開中だ。熊本ではセルモグループの安田社長と親しい間柄らしい。

25歳で創業され、一大財閥を築かれた。月に1000件もの葬儀をこなされると聞く。東京のマツダのショールームを隈さんが過去建築されたと聞いているが、そのマツダのショールームを買い取って葬儀場にリノベーションされたと聞いて驚いた!!

吉田社長。長崎の一等地の高台に、今度は隈研吾建築のホテルを建てられるという。すごい!!

今回は、奥様と三男さんを連れられて、当社のレストランを見に来られた・・・。が・・・。

「レストランはどこかしら?」奥様。

「実はまだできておりません。ご覧のとおりで・・・。ようやく三番蔵が完成しました・・」私。

「・・・・・。」沈黙・・。思い空気・・・。

「いつ完成なさるの?」奥様。

「と、と、当分かかりそうです。ようやく6月から2期工事の売店に着工するところですから・・・」苦笑いの私

「あらそう。じゃあ私たちのホテルが早そうね。来年2月には完成しますわ・・」奥様

「せっかくですから、座敷でお茶でもいかがですか?レストラン料理というわけにはいきませんが・・・。ははは」

笑うしかなかった。

座敷で母の点てたお茶を一服しながら、そんな私を感じてか、

「壮大な計画ですね。うちもかれこれ5年やってます。お宅はテレビに出られたからもうできてると思ったが、難産ですね・・。でも楽しみだ・・・。」吉田社長。

「そうですか。当社も丸5年かかってようやくここまでです。」吉田社長のフォローがうれしかった。

「それじゃああと5年かかりますなあ・・・。5年後の完成予定のレストランを楽しみにしておりますよ。それに、こんなステキな蔵なら、そこで働く社員さんのモチベーションが上がるでしょう!!」 吉田社長。

大成功を遂げられた社長だけあって、実に丁寧で、おおらかで、どこか和む豊かなご夫婦である。

そんな吉田社長一家のおかげで、今度の新工場。アトリエ工房話に華が咲いた。

「ならば、浜田さん。香典返しの醤油セットを作ってくださいよ!いいものできたら採用させてもらいますから・・」

飛び上がるほど嬉しかった。

世界の隈さんを通じて、また、新しい人間関係が生まれた。

「よし。次は、伊東順二先生プロデゥース。ニューヨーク醤油だ!!」

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釣魚台国賓館にて伊東先生と。

2008/5/8 木曜日

三番蔵改修大詰め!ブレンド醤油/アトリエ工房完成間近!!

Filed under: 会社の行事, 醤油蔵リノベーション — admin @ 18:51:19

これは先月4月8日。一ヶ月前の改修の様子です。まだ雑然としていて、何ができるのか?どうなるのか?想像もつかない状態かもしれません。

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そしてこれが直近の撮影。どうです!!いよいよでしょう!!照明がいけている!! dsc04628.JPGdsc04631.JPG

社員の意識も変わってきたぞ。さあ。いよいよアトリエ工房がスタートする。奥の仕切られた箱がクリーンルーム。ここに後は心臓部である秘密兵器が設備されるのを待つだけ・・・。

隈研吾建築設計事務所が手がけると、工場もこんな風に変身してしまう。機能的にも満たしている。隈マジックだ!

少量多品種のオーダーメイド醤油調味料に応えようと、刷新した。マイ醤油、マイポン酢、それにマイドレッシング。調味料をもっと楽しく、もっと手軽に味を楽しんでもらおう。

プロユーザーにも家庭向けにも、ギフトにも。法人、個人さまざまニーズが予想される。あなたも自分だけの味を当社とコラボして創作してみませんか?

2008/3/19 水曜日

三番蔵改修工事始まる!!

Filed under: 醤油蔵リノベーション — admin @ 13:36:17

dsc04354.JPG洗いの様子です。

人間も風呂に入ると、ついつい「ええ気持っちちゃあ・・・」とため息混じりにいいたくなるが、きっと蔵からもそんな吐息が聞こえる!!

磨き屋さんに入ってもらって、合掌に組まれた柱を一本ずつ磨く。水洗いして拭く。といったほうが正確かもしれません。明治後期以来のことかもしれない。柱や壁にとっては100年に一度のことであろう。びっくりしているに違いない・・・。

外の下屋も修復する。痛んだ部分をはがすとこんな状態になった。「垂木を補強して、・・・・・」夢匠の棟梁の矢野さんが説明してくださる。内容はあまりわからないが熱意は伝わる。人と話しているよりも、建物と会話しているほうが楽しいとおっしゃる。

明治後期に建った文化財登録の蔵にとっても、ようやく話せる男がやって来た!と喜んでいるに違いない。
dsc02879.JPG昨年の長雨での下屋の被害の様子

dsc04350.JPG 漆喰を落として、これから手術に入ります。

2008/3/10 月曜日

三番蔵改修工事の下調べ終わる。

Filed under: 会社の行事, 醤油蔵リノベーション — admin @ 13:12:09


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下調べの様子。三番蔵にあった在庫の移動も終わり、後は躯体工事と三番蔵に導入する当社の最終兵器!!充填機を導入するための設備工事だ。

アトリエ工房にふさわしいように、あれこれと検討した結果の設備である。

三番蔵は明治時代後期にできたもの。三代目の卯作のころに建てられた明治の面影を残す建物。諸味の貯蔵庫として使用されていたが、今回の改修工事で、ここが当社の製造の心臓部になる予定だ。

国指定登録文化財であるこの蔵を活かしながら本業の生産も続けていきたい。そんな思いが強く、機械は少量多品種に耐えられる小口ロット生産のものにした。オーダーメイド受注もOK!醤油はもちろんのこと、醤油加工調味料(たれ、つゆなど)をはじめドレッシングや農産加工調味料も生産可能になる。

古い蔵なので衛生面も考慮すると蔵の中にクリーンルームを新設する必要がある。また、生産の現場も見ていただけるような誂えも必要となってくる・・・。

などなど専門家を交えながらようやくプランが出来上がり、3月中旬に着工する。

まずは、三番蔵の柱と壁の洗浄からはじめる。最後は床を仕上げる。5月連休明けには完成し、新しい生産をはじめることが可能になる。待ちに待った第一歩を踏み出すことになるわけだ。

社内も、少しずつではあるが、緊張感が生まれ、雰囲気も変わってきた。今年になって営業力を強化するために、外部から人材を補強したことも大きい。

営業提案力と商品開発力がこれからの当社の持ち味。 醤油蔵がショールームの役割を果たしてくれることになることを期待している。

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2008/1/22 火曜日

木村ふみさんと隈事務所にて

Filed under: 醤油蔵リノベーション, 気になる人と話題 — admin @ 19:41:31

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南青山の隈事務所4階。眺望のいい会議室。昨年の暮れのレビューと進捗の確認のため、木村さんにもお越しいただいた。

レストランの場所が変更になったため、計画が大幅に変更になる。醤油蔵とレストラン迎賓館。事業規模も益々膨らむ。

昨年、隈さんの「これでは勝てない。」の一言で、事業用途が変更になった。蔵は竹の広場として再生させる。そのソフトとなるコンテンツの会議。

「もう変わっちゃあだめですよ!」木村さんが優しく厳しく・・・。「中途半端なものではだめ。地元の採れ立て野菜や果物。それに醤油ショップ。テイスティングルーム。自家製のパン工房。醤油工場がアトリエ工房として生まれ変わるのだから、それにふさわしいものを・・・」議論は伯仲する。

「本格レストランは、眺望のいい別の土地で展開できるのだから、醤油工場とレストランとの物語りをしっかり造らないと・・・ 。それに蔵では地元力を結集させる必要があるのでは??地元の野菜のほかに、地元の名物を掘り起こそう。たくさん眠っているはずだ。気がついていないだけかもしれないぞ・・。」

「まずゾーニングを再度構築しましょう。」木村さん

「竹の建築物は基本プランと何も変わらない。南の公園側に縦長に設置しましょう。どうしても土地が半地下なので、床レベルを南側に合わせる必要があるので、高床式になるなあ・・・。中途半端な1階は倉庫スペースで使用できるぞ・・。2階は、もともとレストランだったところだけど・・・ショップで対応しよう。」

「隣の原料倉庫には2階に床をはり、1階を事務所。2階を多目的スペースが絶対いい。将来的にコンサートやパーティにも空間対応できます。ちょっとした厨房もあったほうがいいですね。」と木村さん。

「今の試験室レベルのものでも大丈夫ですか?」

「十分だと思います。それに研究室も移動しないといけないからですね・・。なるべく事務所の近くがいいのでは?ショップの横が研究室??それもありかも・・・」

「云々クンヌン・・・喧々諤々・・・」

数時間・・・

「よし。これでいこう。なんとかゾーニングもできた。図面に落として、今月の熊本での会議に間に合わせてください。2月に三番蔵から着工します。機械は4月前半には導入を終える計画ですので、工程表も合わせてお願いします。選定した施工業者もそのときお願いします。」

「次は工場側だ。機械と三番蔵。それに事務所・・。やるぞ!!」

「全体の計画。成功を祈ります。絶対がんばってください。」木村さんはそういい残し退席された。

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「建築改修的にも作業工程的にも、機械は三番蔵に配置してください。改修作業がそのほうがスムーズです。事務所の移動を当面しなくて済みますから・・」

「了解です。 ともかく三番蔵の改修工事からだ。これでいきましょう。」

午後11時。なんとか打ち合わせは幕を閉じた。

2007/12/30 日曜日

隈さんが来た。

Filed under: 醤油蔵リノベーション, 気になる人と話題 — admin @ 15:02:04

暮れの押し迫る中、建築家の隈さんが、蔵の解体後の進捗状況と現場を確認に来られました。

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(図面をもって説明する藤原君。後ろで心配そうに見守る会長)

現場にこそ、ヒントがある。というのは隈さんの信条。数々の制約条件を乗り越えていく中に、すばらしい建築はできあがる。果たして当社の制約条件は・・・・。山ほどあるが・・・。

(濱田醤油のシンボル「醤油のクスノキ」をバックに議論する隈さん)

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「たしかに蔵は大切だが、全国にもりっぱな蔵はたくさん残っている。蔵だけで、他の蔵に勝てるの?」あくまで冷静な隈さん。施主としては保有の蔵のことを、こんな蔵は他にも五万とある。と言われると、心中穏やかではないが、冷静に判断すればその通りである。

「蔵群を引き立たせるための大仕掛けが必要。それもコストをかけないで・・・。やっぱここは取り壊して、竹の空間を広く確保するのがいいんじゃあないかな?  それに、蔵の中のレストランでは、ありきたりで、面白くない。このプランでは勝てないよ。」と隈さん。

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(改修予定の原料倉庫の2階で、携帯にて法的確認をとる藤原君。構想を練る隈さん。)

「しかし、蔵を壊して、レストラン可能な空間創出には、費用的には収まりません。それに既存蔵(原料倉庫)を多目的スペースとしての一体感や、厨房との一体感も含めると、どうしても既存の研究室棟の建物を残さないと法的に不可能です・・・」藤原氏。

沈黙が流れる・・・。

「・・・じゃあレストランを見直したらどうだろう?・・。これでは勝てない。場所もここでなくてもいいじゃないか?」隈さんのウルトラCが飛び出した。

見切りの速さと決断の早さが持ち味の隈さん。

一方。戸惑う私・・・。

「え??・・・今までのプランは何だったんだ・・・?徒労に終わったということか・・竹は辞めるということですか?」恐る恐る隈さんにぶつける。

「いや、そうじゃない。進捗できなかったのは、足踏みして再度検討せよ。という神のお導き。よかったんじゃあないか!!レストランをはずして考えてみればきっとこのプランはうまくいくよ。」朝令暮改ではあるが・・自信にあふれる隈さんの言葉に計画変更と見直しは、プラスであると確信する。 世界中のビッグプロジェクトを同時進行していくためには、このくらいの潔さ(いさぎよさ)が不可欠なのだろう。

「NHKのプロフェッショナルでレストランと放映されてしまってますが・・いいんですか?」と私。

「そんなことはどうでもいいじゃん。もうみんな忘れてしまってるよ。それより事業採算が最重要なんだから・・」隈さんが言い切る。

「よし。基本プランは変更せず、用途変更だ。レストランを計画からはずして、再構築してくれ!!」

2時間に及ぶ現地視察を終え、一同解散。

「信じて欲しい。浜田さん。僕が自信を持てないことはしないほうがいい・・・。これならきっとうまくいくよ。竹の多目的スペースを併設して、蔵が蘇る。生産ラインの最終兵器も来年はいよいよ導入されるし、生産ブランドの価値は高まるよ。大丈夫。レストランは別のとこで計画しよう。まずは、この蔵を「勝てる」蔵にしよう。」

負ける建築の著者から「勝てる蔵」と言われるとどうもしっくり来ないが、本質は同じなのだと理解するのにあまり時間はかからなかった。

建築家に翻弄された半日のような気がしないでもないが、ここまで事業中心に検討してくれている隈さんをみて、これでいいんだ。と自分自身に言い聞かせた。

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(全面に竹を誂えた基本計画)

2007/11/26 月曜日

熊本ラーメン「黒亭」

隈事務所のチーフあり当社の蔵の設計を担当してくれているのが藤原徹平君。若いのに結構貫禄がある。さすがは隈事務所のエースである。

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当社の打ち合わせが終わり、楽しみしているのが、熊本ラーメン。だいたい夜遅くまで打ち合わせはずれ込む。まともな店も開いてないし、フライトの時間もあることから、結局、小島から車で20分、熊本駅のそばで二本木(六本木ではありません)という町にある熊本ラーメン「黒亭」に駆け込む羽目になる。

最近は、KAB(熊本県民テレビ)さんが本社放送局を二本木に移設したことからずいぶんとまちなみも変わっていた。

「熊本のラーメンってとんこつですか?」と藤原君

「とんこつだけど、にんにくラーメンって言ったほうがいいね。マー油というにんにくをすりつぶしラードで焦がしたものをスープに入れる。黒い粒粒が白いスープに浮くのが特徴。」

「だから黒亭?なのかな?」

名前の由来はわからんが、有名店なので、たくさんブログにも掲載されているだろう。

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みの「もやしラーメン」

ゆで卵を取り、ひとくちほおばり、残りをスープの中に浮かす。絶妙。薄味のチャーシューはゴマ塩を振りかけたおにぎりと合ったりする。

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店内の様子。最近増床されて綺麗になった。

冬場にコートを着たまま、ラーメンをすすり、鼻の頭の汗をハンカチでぬぐう。湯気に混ざってコートにほんのりしみこんだにんにくの香りが、熊本ラーメン。

2007/9/6 木曜日

登録有形文化財として登録

Filed under: 醤油蔵リノベーション — admin @ 21:20:01

去る6月15日、国の文化審議会による国の登録有形文化財についての答申が行われ、などの計9棟を含む全国の201件が近く登録有形文化財として登録される運びとなりました。

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