2008/9/2 火曜日

春日4丁目手打ち蕎麦「菜の花」

Filed under: 家族の肖像, 贔屓にしているうまい店 — admin @ 9:38:59

dsc04948.JPG花岡山の中腹にぽつんと、蕎麦屋が出来た。祖父の別荘だったが、祖父の相続遺産で、父の弟が譲り受け、私邸にしていた。叔父が他界した後、不動産屋を通じて、貸家にしたと、従兄から聞いた。

覗いてみたら、蕎麦屋に改装されていた。「菜の花」と看板があがっている。懐かしい思いで暖簾をくぐる。見慣れた中庭の風景が目に飛び込んできた。客席になったこの場所は、居間だった。床の間も残っている。昔、いとこ達と夏休みは集まって遊んだもんだ。ともかく庭が広かったのが、子供ながらに羨ましかった。アトラスと言うダックスフンド犬を飼っていた記憶がある。中庭でよく水遊びをした。夜になると子供たちはみな、この居間に布団を敷いて寝た。寝ながら懐中電灯で顔を照らしながら怪談を話すのが好きで好きでたまらなかった。

しかし私以上に思い出が深いのはたぶん父であろう。

そんな昔を思い出しながら、 やまかけぶっかけ蕎麦を食らう。麺が冷えていてしこしこと歯ごたえがあって、しっかり蕎麦の味がした。丁寧な仕事なのだろう。蕎麦以外には甘味程度しかなく、ご主人の蕎麦への愛着が感じ取れて、とても懐かしくて、幸せな不思議な宙を歩いているような気分になった。

花岡山もラブホテルが立ち並び、不便でもあり、 人気の高い住宅地とは言い難いが、高級住宅地としてのポテンシャルは高い。と個人的には思っている。

熊本の魅力として、住宅環境を上げるとするならば、花岡山と万日山は最後に残された、熊本の邸宅の顔である。この高台の財産を活かすも殺すも市民次第ということになるかもしれない。果たして市民はどう感じているのだろう?

ちなみに、菜の花のオーナー夫婦は、福岡から熊本の花岡山に移住されたと聞いた。

理由は直接聞いてはいないが、福岡には無いこの場所の魅力に惚れ込んで、借りられたと聞いた。住まいと実益を兼ねた蕎麦屋ができれば・・・。そんな夢が叶ったのかもしれない。

熊本の魅力を一番感じているのは、外の人間なのかもしれない。中に居ると目が霞むものかもしれない。菜の花のご夫婦のような方が増えてくれば、この花岡山一帯も魅力が増してくると思う。

そう言えば、近くに眺望がすばらしい焼肉屋が近々オープンしたとのうわさがある。一度探して見よう。ただ、女性の同伴者を連れての探索は狭い熊本。すぐに噂になる。尾ひれも付く。よって非常に危険である。

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