七五三
十禅寺の平居写真館での一コマ。
今回は、ちょっと家族のこと。記念写真を残そうと、写真家の平居和芳さんにお世話になる。
数え齢で、3歳4歳を迎えると、熊本では七五三で祝う。数えで3歳のときは、髪置(かみおき)と言い、ひとつ身の産着を着せる。
数えの4歳は、紐解(ひもとき)だ。帯を締める。 早く厄晴れをして、丈夫に育って欲しい・・という思いからか、七五三は、これで終わる。7歳も5歳もしないのが熊本では、昔からのシキタリ。
さあて、着物が問題。というわけで、我が家も代々着物を引き継いでいる。
初代は、私の姉(珠実)が着た。昭和36年ころ、母が、祖母を連れて、火災があったあの大洋デパートで購入したものと聞いた。母にとっても初めての七五三ということもあり、祖母にとっても初孫ということもあり、相当奮発したようだ。
2代目は、姉の長女の枝里。着物は、枝里に引き継がれた。枝里は、今年から東京のホテルオークラに勤務している。三郎写真館で撮った20年ほど前の枝里の写真を見るに連れ、姉の娘と、わが娘とが重なる。
そしていよいよ3代目。たまたま悠里に引き継がれたことになる。代々3代。上質な着物は引き継げるからとてもよろしい。それに昔のものが上等のような気がする。1961年(昭和36年)物のビンテージだ!!
着物のことを少し書く。手描きの京友禅らしい。帯は青海波の模様の丸帯。ちょっとした自慢だと母が言っていた。緋色(ひいろ)の腰巻きも、なかなか艶がある。日本の伝統色の絶妙な朱色である。
本人も今日は主役とわかっているのだろうか・・・。身のこなしも、喋りも、やけにお淑やかで、色っぽい。特に意識しているのか・・・まばたきがヤケにスロー。口元もおちょぼ。 困ったものだ。
何はともあれ、無事に終わった。年賀状の写真も出来た。
着物を脱いだ途端に、やんちゃでうるさい末っ子に戻ってしまった。いつもの悠里が戻ってきた。
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